鎌倉幕府第三代将軍である源実朝と御台所の物語。
どこぞの新人賞を獲った作品らしい。
内容も面白そうだと思ったが、カバーデザインが秀逸👍
好きだなぁ、こういうの。
源実朝というと頼朝の文才を受け継いだひ弱な将軍というイメージ。
武の才能は第二代将軍の兄頼家が受け継いだ感じだな。
その文才を花開かせたのは京都からやって来た御台所の信子。
それが朝廷側の思惑通りなのかは分からないけども。
物語のベースは「言の葉」であり、
作品としても柔らかで丁寧な「言の葉」で綴られているが、
悲劇的な結末が分かっているせいか、
どことなく物悲しい雰囲気が感じられる。
いいね。他の作品も読んでみようかな。