舞台は尚巴志により統一されたばかりの琉球王国。
主人公は悪逆非道な勝連按司を倒した阿麻和利と
尚巴志の五男坊を策略で三代目に着かせた参謀金丸。
阿麻和利のもとに集まる一癖も二癖もある連中も魅力的で
宣伝文句にあるように水滸伝を連想させる。
でもねぇ、なんかアッサリ終わってしまって拍子抜け。
ある程度は史実に沿って描かれているので仕方ないし
フィクションの水滸伝と比較するのは可哀想かもしれんな。
舞台を変えてフィクションとして長く描いたら
人気シリーズになったかもしれないと思わせる書きっぷりなので
ちょっと勿体無いなぁと思う。
第一章 石塊
第二章 按司
第三章 動乱