「生き物の死にざま」の続編?
帯には姉妹本と書かれているけど…。
確かに前作とはちょっと雰囲気が違う。
生態を語るというより、より哲学になった感じ。
これはこれで面白いけどね。
Ⅰ 愛か、本能か
1 コウテイペンギン 氷の世界で数か月絶食して卵を守り続ける父
2 コチドリ 子を守るための「擬傷」と遺伝子の謎
3 ツキノワグマ 一年半の子育てを繰り返す母グマと銃声
4 オビラプトル 化石から見えてきた恐竜たちの愛
5 カバキコマチグモ 最強の毒グモの最後の日は、わが子の誕生日
6 ゴリラ 「幼稚園」での集団保育と、家族に囲まれた最期
7 チーター 狩りも子育ても一身に背負う母の苦難
8 ブロブフィッシュ 世界一“ブサイク“な魚の深海での愛
Ⅱ 生き物と人
9 セミ 羽化をはばまれた夏
10 シラスとイワシ 大回遊の末にたどりついたどんぶり
11 ウナギ 南方から日本へ向かう三000キロの旅の果て
12 ホタル ある夏の「こぼれ蛍」の孤独
13 ゴキブリ 不死身の「生きた化石」
14 ウシ 最後は必ず肉になる経済動物
15 ヒョウ 剥製となった動物たちの悲しみ
16 渡り鳥 バード・ストライクの恐怖
Ⅲ 摂理と残酷
17 カエル モズに串刺しにされたものたちの声なき声
18 クジラ 深海の生態系を育む「母」
19 ウスバキトンボ 熱帯からの日本行きは死出の旅
20 ショウリョウバッタ 干からびても葉を離れない「即身仏」の祈り
21 クマケムシ なぜひたすら道路を横切るのか
22 カタツムリ 動きを操られてしまった臆病な生き物
23 日本ミツバチ 世界最強のオオスズメバチに仕掛ける集団殺法
Ⅳ 生命の神秘
24 雑草 なぜ千年の命を捨てて短い命を選択したのか
25 樹木 「生と死」をまとって生き続ける
26 X 今あなたがいる、という奇跡
27 人間 ヒト以外の生き物は皆、「今」を生きている