著者は大学で半期一コマ自殺に関する講義を持っている臨床心理学の教授。
どんな人でも長く生きていると、程度の違いはあれども、
少なからず「死にたい」と思うことはあり、
またそういう経験を通して精神的に成長する面もあるが
そのまま心が折れて自殺してしまう人も少なくない。
自殺者への直接的科学的な調査は困難だが
その背景や要因を研究することで様々なことが見えてくる。
ありがちなメンタルヘルスや自殺予防の啓蒙ではなく
淡々と科学的な分析と説明をしてくれているところがいい👍
第1章 自殺はなぜ起こるのか
第2章 「死にたい」と言われたら
第3章 「死にたい」と思ったら
第4章 自殺は悪いことか
第5章 幸福で死にたくなりづらい世界の作り方